正しい「先取り学習」とは?|学校のペースに縛られず、目標から逆算して勉強しよう

正しい先取り学習とは

「先取り学習」と聞くと、学校でまだ習っていない内容を先に進めていくことをイメージすると思います。

実際、受験を考えるうえでは、学校の授業を待たずに先へ進めておくことが必要な科目もあります。特に英語や数学は、早い段階から基礎を進めておきたい科目です。

ただし、「学校より何か月先まで進んでいるか」だけで、先取り学習がうまくいっているかを判断することはできません。

大切なのは、学校を基準にすることではなく、自分の目標から逆算して、必要なペースで勉強を進めることです。

受験までに何を終わらせる必要があるのか。そのためには、どの科目をいつから、どのくらいのペースで進めるべきなのか。そこから逆算して、自分に必要な学習ペースを作っていきます。

目次

入試には「必要な学習」と「締切」がある

入試で問われる範囲や、問題を解くために必要な知識・技能はある程度決まっています。そして、受験日というタイムリミットも決まっています。

つまり受験勉強では、「いつかできるようになればいい」というわけにはいきません。受験日までに、必要な学習を終え、問題を解ける状態まで仕上げておく必要があります。

ここで重要になるのが、優先順位です。

すべての科目を同じペースで進める必要はありません。また、学校で習う時期に合わせて、すべての学習を進める必要もありません。

時間がかかるもの、後の学習の土台になるもの、早く始めなければ間に合いにくいもの。そうした学習から優先して進めます。

受験日から逆算して、「何をやるか」「いつまでに終わらせるか」「今、何を優先するか」を決めていく。

これが、目標から逆算して勉強するということです。

キリンジ先生

受験勉強には、「やること(タスク)」と「締切(タイムリミット)」があります。

科目ごとに必要なペースは違う

学校より先を勉強しているから順調。学校より遅れているから危険。

必ずしも、それだけでは判断できません。

少し極端な例ですが、ある科目では学校よりかなり遅れていたとしても、受験までの残り時間と必要な学習量を考えれば、その後の学習計画によって受験までに間に合わせられる場合があります。

もちろん、「遅れていても大丈夫」という意味ではありません。

ここで伝えたいのは、科目によって、受験までに確保しておきたい学習時間が違うということです。

比較的あとから学習量を確保しやすいものもあれば、基礎から積み上げ、何度も反復しながら長い時間をかけて力をつけていく必要があるものもあります。

そのため、「学校より何か月先にいるか」という一つの基準だけで、すべての科目の進み具合を判断することはできません。

考えるべきなのは、**「この科目を、いつから、どのくらいのペースで進めれば受験に間に合うのか」**です。

キリンジ先生

学校との距離ではなく、受験までの残り時間から考えます。

英語と数学は、特に早くから進めたい

科目によって必要なペースが違う中でも、キリンジ学習塾では、英語と数学を早い段階から進めることを重視しています。

どちらも、受験直前になってから短期間で一気に仕上げることが難しい科目だからです。

英語は、土台を作るまでに時間がかかる

英語では、英単語や英文法などの基礎を使って、その先の英文解釈や長文読解へ進んでいきます。

英単語がほとんど分からない状態で長文をたくさん読んでも、効率よく力をつけるのは簡単ではありません。英文法についても、一度説明を聞いて理解しただけではなく、実際の英文の中で何度も使いながら定着させていく必要があります。

さらに、英単語は一度覚えれば終わりではありません。覚えたことは忘れるので、何度もテストし、思い出す時間が必要です。

つまり英語は、基礎を早めに進めておくほど、その後に何度も使い、定着させる時間を確保できます。

早く終わらせることそのものが目的ではありません。その後に使い、反復する時間を長く取るために、早く始めるという考え方です。

数学も、基礎から積み上げる時間が必要

数学も、短期間で一気に仕上げにくい科目です。

公式や解き方を一度理解しただけでは、入試問題を自力で解けるようにはなりません。基礎問題を解き、分からなければ解説を確認し、もう一度自分で解く。そうしたアウトプットを繰り返しながら、自力で解ける状態にしていく必要があります。

また、数学は前に学習した内容を土台にして次の内容へ進むことが多いため、基礎範囲そのものを進めるにも時間がかかります。

キリンジ学習塾では、まず基礎レベルで学習範囲全体を進め、その後に問題演習を増やしたり、難易度を上げたりしていくことを重視しています。

数学も英語と同じく、後回しにして最後にまとめて仕上げるのではなく、早い段階から基礎を進めておきたい科目です。

キリンジ先生

英語と数学は、「あとで一気にやる」が通用しにくい科目です。

学校の進度だけでなく、優先順位で進める

では、学校の勉強は気にしなくてよいのかというと、もちろんそうではありません。

学校の授業や定期テストに向けた勉強も必要です。ただし、受験勉強のペースまで、学校の進度だけで決める必要はありません。

たとえば中学生なら、学校の定期テストに向けた勉強をしながら、高校受験に向けて英単語や数学などを別のペースで進めることができます。

高校生も同じです。学校ではまだ扱っていない内容でも、大学受験から逆算して今から進める必要があるなら、先に勉強していきます。

一方で、今すぐ優先しなくても受験までに間に合わせられる科目や単元なら、先に英語や数学など、より時間のかかる学習へ時間を使うこともあります。

つまり、すべての科目を同じように先取りする必要はありません。

学校の授業を待たずに先へ進めることは必要です。ただ、「先に進むこと」そのものを目的にするのではなく、今の自分にとって何を優先するべきかを考えることが大切です。

目標から逆算して、自分のペースを作る

学習計画を考えるときは、まず自分の目標から考えます。

志望校・目標

入試で必要な力

受験日までに終わらせること

科目ごとの優先順位

今やること

この順番です。

キリンジ学習塾の「学習会議」でも、目標や現在の学習状況を確認しながら、今何を優先して進めるべきかを整理しています。

その結果、学校と同じくらいのペースで進める科目もあれば、学校よりかなり先まで進める科目もあります。科目ごとに必要なペースは違います。

基準にするのは、「学校より何か月先か」ではありません。

自分の目標に間に合うペースで進められているかどうかです。

まとめ|本当の先取りは「自分のペース」を作ること

受験に向けては、学校の授業を待たずに先へ進める必要がある科目があります。

ただし、先取り学習の目的は「学校より何か月先まで進むこと」ではありません。

入試には、身につけなければならない知識や技能があり、受験日という締切があります。目標から逆算して、どの科目をいつから進めるのか、何を優先するのかを決めていく必要があります。

科目によって、必要な学習時間も違います。中でも英語や数学のように、基礎から積み上げ、何度も反復する時間が必要な科目は、早い段階から取り組んでおきたいところです。

本当の「先取り」とは、学校より早いか遅いかではなく、自分の目標から逆算したペースを作ること。

それが、キリンジ学習塾が考える先取り学習です。

自分では「何を優先すればいいのか分からない」「受験までの学習ペースを一度整理したい」という場合は、キリンジ学習塾の7日間無料体験もご利用いただけます。学習状況や目標を確認しながら、今取り組むべきことを一緒に整理していきます。

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