同じ問題集を何度も解いていると、答えを覚えてしまうことがあります。
「答えを覚えているから解けただけでは?」
「これ以上、同じ問題を解いても意味がないのでは?」
そう感じることもあると思います。
でも、答えや解き方を覚えてしまうこと自体は、悪いことではありません。
大切なのは、「答えを覚えているか」ではなく、必要な考え方や解き方を自分で取り出して使えるようになっているかです。
問題集を繰り返せば、答えや解き方を覚えるのは普通です
同じ問題を何度も解けば、問題を見ただけで答えや解き方を思い出すようになります。これは自然なことです。
たとえば英単語なら、「apple」を見た瞬間に「りんご」と思い出せる状態を目指します。毎回時間をかけて意味を考えることが目的ではありません。
数学でも、基本問題を見たときに「これはこの公式を使う問題だ」「まずここを整理すればいい」と解き方がすぐに浮かぶことには意味があります。
基礎問題は、毎回ゼロから解き方を考えるために解くものではありません。何度も使う基本的な考え方を、必要なときにすぐ取り出せるようにすることも反復の目的です。
キリンジ先生答えや解き方を覚えること自体は、反復が無駄になったという意味ではありません。
「答えを覚えている」と「解ける」は同じではありません
ただし、何を覚えているのかは確認する必要があります。
たとえば、数学のある問題の答えが「12」だったとします。問題を見て「この問題は12だった」と思い出し、そのまま12と書けるだけなら、その問題を解けるようになったとは言えません。
一方で、答えが12になることを覚えていたとしても、自分で式を立て、必要な公式を使い、途中の計算を進めて12までたどり着けるのであれば話は違います。
答えを知っていても、解き方を最初から最後まで自分で再現することはできます。
「答えを忘れていなければ、本当に解けたことにはならない」と考える必要はありません。
確認したいのは、答えを知っているかどうかではなく、解答解説に頼らず、自分の手で解き切れるかです。


自力で解けるようになったら、別の問題で確かめる
一方で、同じ問題をずっと繰り返す必要もありません。
何も見ずに解き方を再現でき、安定して正解できるようになったら、数字が変わった類題や、条件が少し変わった問題へ進みます。
そこで同じ考え方を使って解ければ、単にその問題の答えを覚えただけではなく、解き方そのものを使えるようになってきたことが分かります。
逆に、少し問題が変わっただけでまったく手が出なくなるのであれば、元の問題では手順をそのまま覚えていただけだった可能性があります。
「答えを覚えてしまったら、その問題はもう意味がない」のではありません。
まず、その問題を何も見ずに解ける状態にする。そのうえで、できるようになったら別の問題へ進む。
この順番で考えれば十分です。



同じ問題で自力で解けるようになったら、次は類題で「使えるか」を確かめます。
キリンジ学習塾では「覚えたか」より「自分で使えるか」を見ます
キリンジ学習塾では、数学の問題が分からなければ、必要に応じて解答解説を見ます。
解説を見たこと自体を問題にはしません。そのあと解説を閉じて、自分でもう一度解きます。一度でできなければ、もう一度確認します。
これを繰り返していれば、途中で答えや解き方を覚えることもあります。それでも、何も見ずに自分で解けるようになるまでは繰り返します。
キリンジ学習塾が避けたいのは、答えや解説を見たことではなく、「分かった」と思ったところで学習を終えてしまうことです。
また、数学に限らず、覚えたことを定着させるには何度も思い出すことが必要です。英単語でも、一度覚えたら終わりではなく、テストを繰り返しながら定着させていきます。


まとめ
問題集を繰り返して、答えを覚えてしまっても問題ありません。
答えそのものだけを覚えているのであれば不十分ですが、必要な考え方や解き方を自分で再現できるのであれば、その反復には意味があります。
そして、自力で解けるようになったら、同じ問題だけに留まらず、類題や少し違う問題へ進みます。
「答えを覚えてしまったか」ではなく、「自分で使えるようになったか」で判断する。
問題集を繰り返すときは、この基準で考えてみてください。
キリンジ学習塾では、講師が一方的に説明し続けるのではなく、生徒自身が考える・解く・確かめることを繰り返す「特訓」を行っています。
「問題集をどう繰り返せばいいか分からない」「解説を読めば分かるけれど、自力で解けるようにならない」という場合は、7日間無料体験で実際の学習方法を体験できます。

