理解してから覚える?先に覚えた方が分かることもある

アイキャッチ画像:「先に覚えると分かることもある」

「まずは理解してから覚えよう」

そう考えて参考書を読み始めたものの、難しくてなかなか先に進まない。何度読み直しても分からず、同じページで何日も止まってしまう。

そんな勉強をしていませんか?

実は、理解できない原因が、必要な知識をまだ覚えていないことにある場合もあります。

理解できるまで立ち止まるより、先に必要なことを覚えた方が、結果的に理解が進むこともあるのです。

目次

理解しようとして、勉強が止まっていない?

例えば、歴史の勉強を考えてみましょう。

歴史では、人物や事件の名前を覚えるだけでなく、出来事の背景や歴史の流れを理解することが大切です。

しかし、人物名や事件名をほとんど知らないまま、いきなり歴史の流れを理解しようとしても難しいものです。

教科書や参考書には、知らない人物や事件、制度などが次々と登場します。知らない言葉ばかりでは、誰が何をしたのか、何が起きたのかさえ、なかなか頭に入ってきません。

それでも「理解してから覚えなければ」と考え、同じ説明を何度も読み直す。理解できないので次へ進めず、勉強そのものが止まってしまいます。

理解することを大切にするのと、理解できるまで先へ進まないのは別の話です。

まずは「知っている言葉」を増やしてみよう

歴史の流れがなかなか理解できないなら、いったん重要な人物名や事件名、基本的な用語を覚えることから始めてみましょう。

最初から、それぞれの出来事の背景や関係まで詳しく理解する必要はありません。多少丸暗記になっても、まずは名前や基本的な事実を覚えていきます。

例えば、明治維新について学ぶなら、江戸幕府、薩摩藩、長州藩、大政奉還といった言葉を覚えることから始めてもよいのです。

それぞれが何を指すのか、基本的なことを覚えたうえでもう一度説明を読むと、最初は知らない言葉ばかりだった文章も、少しずつ理解しやすくなります。

「あの事件は、こういう流れで起きたのか」

「あの人物は、ここで関係してくるのか」

覚えた知識同士がつながり、歴史の流れも見えやすくなるのです。

これは現代文や英語長文にも共通します。

現代文では、知らない言葉が多かったり、背景知識が不足していたりすると、文章を理解しにくくなります。英語長文でも、知らない英単語ばかりでは内容を読み取るのが難しくなります。

知っている言葉を増やすことは、理解するための土台をつくることでもあります。

キリンジ先生

知らない言葉が多すぎるなら、まずは覚えるところから始めてみよう!

一問一答だけで終わらず、理解と暗記を繰り返そう

ただし、用語を覚えること自体がゴールではありません。

例えば、社会の一問一答形式の問題集は、人物名や事件名などの基礎知識を覚えるのに役立ちます。しかし、用語を答えられるようになっただけでは、出来事の背景や関係まで理解できているとは限りません。

まずは教科書や参考書で大まかな流れをつかみ、重要な用語を覚える。ある程度覚えたら、もう一度説明を読んで理解を深める。そして、問題を解きながら知識を確かめ、足りない知識をさらに覚えていく。

もちろん、すべての用語を覚え終わるまで、理解を後回しにする必要はありません。覚えている途中で理解が深まることもあれば、理解できたことで新しい知識を覚えやすくなることもあります。

理解してから覚えることもあれば、覚えたからこそ理解できることもある。

どちらか一方を先に終わらせようとせず、理解と暗記を行ったり来たりしながら、学習を進めていけばよいのです。


「そもそも暗記が苦手なんです…」という方はこちらを参考にしてください。

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