計画を立てただけでは、成績は上がりません。
大切なのは、今の自分にとって何が必要なのかを整理し、何を・どの順番で・どこまで進めるかを決めることです。
キリンジ学習塾の学習会議は、ただ予定を立てる時間ではありません。
生徒が迷わず学習を進められるようにするための、作戦会議です。
勉強時間を増やすことは大切です。
しかし、何を優先すべきかが曖昧なままでは、努力が空回りすることがあります。
この記事では、キリンジ学習塾の学習会議で何をするのか、なぜ自走力を育てるうえで必要なのかを整理します。
この記事で分かること
・学習会議とは何か
・学習会議と普通の面談の違い
・定期テスト対策と受験勉強を分けて考える理由
・なぜ勉強には優先順位が必要なのか
・キリンジシートを使った記録と振り返り
・学習会議が自走力につながる理由
よくある誤解と、キリンジ学習塾の考え方
| よくある誤解 | キリンジ学習塾の考え方 |
|---|---|
| 学習会議=ただの面談 | 目標・現状・優先順位を整理し、次にやることを決める時間 |
| 計画を立てれば成績は上がる | 計画は実行し、記録し、見直して初めて意味がある |
| 勉強はとにかく量を増やせばよい | 限られた時間の中で、何を優先するかが重要 |
| 管理されれば勉強できるようになる | 最終的には、自分で状況を見て動けるようになることが大切 |
| 定期テスト対策と受験勉強は同じ | 範囲・期間・必要な力が違うため、進め方も変える必要がある |
学習会議は、生徒を細かく管理するための時間ではありません。
今の状況を一緒に整理し、次にやるべきことを明確にする時間です。
そして、少しずつ自分で学習を進められるようになるための時間です。
キリンジ先生計画は、立てただけでは意味がありません。大事なのは、今の状況に合わせて見直しながら、実際にやりきることです。
学習会議は、勉強の優先順位を決める時間
勉強で迷いやすいのは、「やることが何もないから」ではありません。
むしろ、やることが多すぎるから迷います。
英単語を覚えたい。
数学の復習もしないといけない。
学校のワークも進めたい。
定期テストの準備もある。
英検や模試の対策も気になる。
受験生なら、過去問や苦手単元も気になる。
このように、勉強にはやるべきことがたくさんあります。
だからこそ大切なのは、全部を一度にやろうとすることではありません。
今、何を優先すべきかを決めることです。
学習会議では、現在地とゴールを確認しながら、
・今、何が一番必要か
・どの教材を使うか
・どの順番で進めるか
・いつまでにどこまで進めるか
・何ができたら次に進むか
を整理します。
これが曖昧なままだと、勉強は「なんとなく頑張る」になってしまいます。
学習会議は、その状態を防ぐための時間です。
学習会議では、定期テスト対策と受験勉強を分けて考える
学習会議で大切にしていることの一つが、定期テスト対策と受験勉強を分けて考えることです。
キリンジ学習塾では、この考え方を「2軸学習」として整理しています。
1つ目の軸は、定期テスト対策です。
学校の授業、提出物、ワーク、テスト範囲に合わせて、目の前の点数を取りにいく学習です。
2つ目の軸は、受験勉強です。
入試本番で合格点を取るために、全範囲を見据えて基礎から積み上げる学習です。
この2つは、どちらも大切です。
定期テスト対策は、範囲が比較的はっきりしています。
学校のワーク、授業プリント、教科書、暗記事項など、やるべきことが見えやすいのが特徴です。
短期間でも、範囲を絞って準備すれば点数につながりやすい面があります。
一方で、受験勉強は違います。
範囲が広い。
複数教科を並行して進める必要がある。
前の学年の内容も含まれる。
思考力や応用力も問われる。
長い期間をかけて積み上げる必要がある。
つまり、定期テストは「次のテストで点を取る」ための準備です。
受験勉強は「入試本番で合格点を取る」ための長期戦です。
この2つを同じ感覚で進めると、学習の優先順位がずれてしまうことがあります。
たとえば、定期テスト前は学校ワークを優先した方がよい時期があります。
一方で、受験生であれば、定期テストだけに引っ張られすぎず、入試に必要な基礎固めや苦手単元の克服も進める必要があります。
学習会議では、この2つの軸のバランスを整理します。
今は定期テストに寄せる時期なのか。
受験に向けた基礎固めを優先する時期なのか。
英語・数学・国語・理科・社会のどこに時間を使うべきなのか。
その都度、状況を見ながら判断していきます。



定期テスト対策と受験勉強は、同じ「勉強」でも目的が違います。目的が違えば、優先順位も変わります。
受験は「タスク×タイムリミット」の勝負
受験勉強では、やるべきことが多くあります。
英単語。
英文法。
長文読解。
数学の基礎。
応用問題。
理科・社会の暗記。
国語の読解。
過去問演習。
これらを、入試本番までにどこまで仕上げるか。
受験は、この勝負です。
言い換えると、受験は「タスク×タイムリミット」の勝負です。
やるべきことはある。
でも時間は無限ではない。
だから、優先順位を決める必要があります。
すべてを完璧にしようとすると、かえって何も終わらなくなることがあります。
逆に、今やるべきことを絞れば、限られた時間でも前に進めます。
学習会議では、目標から逆算して、タスクを整理します。
志望校に向けて何が必要か。
今の学力との差はどこにあるか。
先に固めるべき基礎は何か。
後回しにしてよいものは何か。
今週やることは何か。
今日やることは何か。
大きな目標を、そのまま抱えると重くなります。
だから、小さな行動に分けます。
「合格したい」だけでは、今日何をすればよいかは決まりません。
「英単語を100語確認する」
「数学の一次関数を復習する」
「学校ワークを10ページ進める」
「過去問の間違いを3問解き直す」
ここまで落とし込むことで、実際に動けるようになります。
学習会議で確認すること
学習会議では、ただ「頑張りましょう」と言うだけではありません。
生徒の状況を確認しながら、次に進むための材料を整理します。
主に確認するのは、次のようなことです。
・現在の成績や学習状況
・志望校や目標
・定期テストや模試の日程
・学校の課題やワークの進み具合
・使っている教材
・得意な教科と苦手な教科
・生活リズム
・勉強できる曜日や時間帯
・最近つまずいていること
・本人が不安に感じていること
ここで大切なのは、現実的な計画にすることです。
理想だけで計画を立てても、続きません。
本人の生活リズムや現在地を無視した計画は、すぐに崩れます。
だから、学習会議では「できたらいい計画」ではなく、「実際に動ける計画」を目指します。
たくさん詰め込みすぎない。
優先順位を決める。
やることを具体的にする。
次に確認するポイントを決める。
こうすることで、学習が前に進みやすくなります。
キリンジシートで記録と振り返りを行う
学習会議では、記録も大切にします。
キリンジ学習塾では、キリンジシートを使って、日々の学習内容や進捗を確認します。
記録といっても、細かい日記を書く必要はありません。
大切なのは、
・今日は何をやったか
・どこまで進んだか
・何ができたか
・何が残ったか
・次に何をするか
をざっくり確認することです。
記録は、生徒を縛るためのものではありません。
次の計画を立てるための材料です。
過去から現在までの状況が分からなければ、未来の計画は立てられません。
たとえば、前回決めた内容が進んでいなかったとします。
そのときに大切なのは、責めることではありません。
なぜ進まなかったのか。
量が多すぎたのか。
教材が合っていなかったのか。
時間が取れなかったのか。
分からないところで止まっていたのか。
優先順位がずれていたのか。
原因を確認し、次の計画に反映します。
これが振り返りです。
計画を立てる。
実行する。
記録する。
振り返る。
修正する。
この流れをくり返すことで、学習は少しずつ安定していきます。



記録は、できなかったことを責めるためのものではありません。次の作戦を立てるための材料です。
学習会議で、自走力が育つ
キリンジ学習塾では、授業を否定しているわけではありません。ただし、授業を学習の中心にしない理由でも説明した通り、自分で学習を前に進める時間を大切にしています。
キリンジ学習塾が学習会議を大切にしているのは、自走力につながるからです。
自走力とは、一人で全部できる力ではありません。
必要な助けを使いながら、自分で学習を前に進める力です。
そのためには、まず自分の状況を少しずつ見られるようになる必要があります。
今、何をやっているのか。
どこまで進んだのか。
何が残っているのか。
次に何をするのか。
どこで止まっているのか。
最初から一人で完璧にできる必要はありません。
学習会議の中で、一緒に確認しながら少しずつ身につけていきます。
最初は、先生と一緒に決める。
次に、自分でも状況を話せるようになる。
少しずつ、自分で優先順位を考えられるようになる。
やがて、自分で修正できるようになる。
この流れが、自走力につながります。
学習会議は、管理のための時間ではありません。
自分で学習を進められるようになるための時間です。
まとめ
学習会議は、ただの面談ではありません。
目標と現在地を確認し、
やるべきことを整理し、
優先順位を決め、
実行できる計画に落とし込み、
記録と振り返りで修正していく時間です。
計画を立てるだけでは、成績は上がりません。
大切なのは、計画を実行し、記録し、振り返り、必要に応じて修正することです。
キリンジ学習塾では、学習会議・特訓・逆授業を通じて、生徒が自分で学習を前に進める力を育てます。
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