逆授業とは何か。説明できて初めて「わかった」と言える

逆授業とは何かという見出しと、生徒が自分の言葉で解き方を説明する様子を表したキリンジ学習塾の記事アイキャッチ画像

問題は解けた。
解説も読んだ。
授業を聞いたときは、分かった気がした。

それでも、いざ自分で説明しようとすると言葉にできない。

勉強では、こうしたことがよくあります。

「わかった」と思っていても、なぜそうなるのかを説明できない。
答えは出せたけれど、考え方を自分の言葉で整理できない。
同じような問題なら解けるけれど、少し形が変わると止まってしまう。

これは、まだ理解があいまいな状態です。

キリンジ学習塾の逆授業は、生徒が自分の言葉で説明する時間です。

講師が一方的に教えるのではなく、生徒自身が「なぜそう考えたのか」「どの知識を使ったのか」「どう解いたのか」を説明します。

説明できて初めて、本当に理解したと言える。

逆授業は、その状態を目指すための時間です。

目次

この記事で分かること

・逆授業とは何か
・逆授業と普通の授業の違い
・なぜ「説明できること」が大切なのか
・逆授業で見える理解の穴
・逆授業が記述問題や初見問題に役立つ理由
・学習会議・特訓・逆授業のつながり

よくある誤解と、キリンジ学習塾の考え方

よくある誤解キリンジ学習塾の考え方
逆授業=生徒が先生の代わりに授業すること自分の言葉で説明し、理解の深さを確認する時間
説明できなくても、答えが合っていればよい答えが合っていても、理由を説明できなければ理解があいまいなことがある
逆授業は発表が得意な子向け最初から上手に話す必要はなく、少しずつ言葉にする練習をする
説明できないと怒られる説明できない部分を見つけ、そこに戻るための時間
授業を聞けば理解できる聞いて分かることと、自分で説明できることは違う

逆授業は、生徒を試すための時間ではありません。

理解できているところと、まだあいまいなところを見つけるための時間です。
そして、自分で考えを整理し、学習を前に進めるための時間です。

キリンジ先生

逆授業は、上手に発表するための時間ではありません。自分の言葉で説明することで、理解の穴を見つける時間です。

逆授業は「わかったつもり」を見つける時間

勉強で怖いのは、「まったく分からない」ことだけではありません。

もっと怖いのは、「分かったつもり」のまま進んでしまうことです。

授業を聞いたときは分かった。
解説を読んだときは納得した。
答えを見れば理解できる。
でも、何も見ずに説明しようとすると言葉が出てこない。

この状態は、まだ理解が浅い可能性があります。

たとえば数学なら、

なぜその公式を使うのか。
なぜその式を立てるのか。
どこからその変形をするのか。
なぜその答えになるのか。
別の問題でも同じ考え方を使えるのか。

こうしたことを説明できるかどうかで、理解の深さが見えてきます。

英語でも同じです。

なぜその訳になるのか。
どの文法が使われているのか。
主語と動詞はどこか。
なぜその選択肢を選んだのか。
本文のどこを根拠にしたのか。

ただ答えが合っているだけでは、理解できているとは限りません。

逆授業では、生徒自身に説明してもらうことで、わかったつもりを見つけます。

そして、あいまいなところが見つかったら、必要なところに戻ります。

説明すると、理解の穴が見えてくる

自分では分かっているつもりでも、人に説明しようとすると急に難しくなることがあります。

これは悪いことではありません。

むしろ、説明しようとすることで、理解の穴が見えてきます。

言葉にできない。
順番が整理できない。
理由が抜けている。
根拠があいまい。
途中式の意味を説明できない。
なぜその答えを選んだのか言えない。

こうした部分は、復習すべき場所です。

逆授業では、講師が一方的に正解を教えるのではなく、生徒の説明を聞きながら、どこがあいまいなのかを確認します。

そして必要に応じて、

「なぜそう考えたの?」
「その式はどこから出てきたの?」
「この言葉の意味をもう少し説明できる?」
「別の問題だったらどう考える?」
「根拠は本文のどこにある?」

と問いかけます。

この問いかけによって、生徒は自分の理解を整理していきます。

キリンジ先生

説明できないところは、失敗ではありません。そこが、次に伸ばすべきポイントです。

逆授業は、講師が教え続ける授業とは違う

一般的な授業では、先生が説明し、生徒が聞く時間が中心になります。

もちろん、分かりやすい説明には意味があります。
新しい単元を学ぶときや、考え方の入口を作るときには、授業が必要な場面もあります。

しかし、先生の説明を聞いただけでは、自分で使える状態になったとは限りません。
キリンジ学習塾が授業を学習の中心にしない理由も、ここにあります。

大切なのは、その後です。

自分で解けるか。
自分で直せるか。
自分で説明できるか。
似た問題でも考え方を使えるか。

逆授業では、講師が説明し続けるのではなく、生徒が説明する側に回ります。

これによって、受け身の学習から抜け出します。

聞いて終わりではなく、
読んで終わりでもなく、
解いて終わりでもない。

自分の言葉で説明するところまで進める。

これが逆授業の特徴です。

逆授業では、何を説明するのか

逆授業で説明する内容は、科目や状況によって変わります。

たとえば数学なら、

・問題文から何を読み取ったか
・どの公式や考え方を使ったか
・なぜその式を立てたか
・途中式で何をしているか
・答えを出すまでの流れ
・間違えやすいポイント

を説明します。

英語なら、

・文の構造
・単語や熟語の意味
・文法のポイント
・訳し方
・設問の根拠
・なぜその選択肢を選んだか

を説明します。

国語なら、

・本文のどこを根拠にしたか
・なぜその選択肢が正しいのか
・他の選択肢がなぜ違うのか
・記述問題で何を書けばよいのか

を説明します。

理科や社会でも、

・用語の意味
・因果関係
・資料やグラフの読み取り
・なぜその答えになるのか

を説明します。

どの科目でも共通しているのは、ただ答えを言うのではなく、考え方を言葉にすることです。

逆授業では、正解を暗記しているかではなく、理解して説明できるかを見ます。

記述問題や初見問題に強くなる

逆授業で説明する練習を重ねると、記述問題や初見問題にもつながります。

なぜなら、記述問題では、自分の考えを言葉にする力が必要だからです。

数学の証明。
国語の記述。
英語の英作文。
理科の説明問題。
社会の理由説明。

これらは、答えだけを覚えていても対応しにくい問題です。

なぜそうなるのか。
何を根拠にするのか。
どの順番で説明するのか。
必要な言葉をどう選ぶのか。

こうした力が求められます。

逆授業では、普段の学習の中で、自分の考えを言葉にする練習をします。

そのため、ただ問題を解くだけの勉強よりも、理解が深まりやすくなります。

また、初見問題に出会ったときも、考え方を説明できる生徒は強いです。

丸暗記だけでは、少し形が変わると対応できません。
しかし、なぜそう考えるのかを理解していれば、別の問題にも応用しやすくなります。

逆授業は、目の前の問題を解くためだけの時間ではありません。

初見の問題にも対応できる思考力を育てる時間です。

逆授業は、発表が得意な子だけのものではない

「自分で説明する」と聞くと、発表が得意な生徒向けに感じるかもしれません。

しかし、逆授業は上手に話すための時間ではありません。

最初からきれいに説明できる必要はありません。
言葉に詰まっても構いません。
順番が前後しても構いません。
途中で止まっても構いません。

大切なのは、少しずつ自分の言葉で考えを出していくことです。

講師は、生徒の説明を聞きながら、必要に応じて問いかけます。

「ここまでは合っている」
「この部分をもう少し説明してみよう」
「今の考え方はいいけれど、根拠を確認しよう」
「この単語の意味に戻ろう」
「もう一度、最初から順番に話してみよう」

このように、説明を引き出しながら整理します。

逆授業は、生徒を追い詰める時間ではありません。

理解を深めるための対話の時間です。

キリンジ先生

説明が苦手でも大丈夫です。最初から完璧に話す必要はありません。少しずつ、自分の言葉で考えを整理していきます。

学習会議・特訓・逆授業のつながり

逆授業は、単独で行うものではありません。

キリンジ学習塾では、学習会議・特訓・逆授業をつなげて考えます。

まず、学習会議で何を優先するかを決めます。

今どこにいるのか。
何をやるべきか。
どの教材を使うか。
どこまで進めるか。

次に、特訓で実際に手を動かします。

問題を解く。
テストする。
間違える。
解説を読む。
もう一度やる。
反復する。

そして、逆授業で理解を確認します。

なぜそう考えたのか。
どの知識を使ったのか。
どこで間違えたのか。
別の問題でも説明できるか。

この流れによって、学習は受け身ではなくなり、自走力にもつながっていきます。

計画を立てるだけでもなく、
問題を解くだけでもなく、
説明できるところまで持っていく。

これが、キリンジ学習塾の学び方です。

逆授業で身につく力

逆授業で身につくのは、説明力だけではありません。

理解を整理する力。
根拠を確認する力。
言葉で考える力。
自分の間違いに気づく力。
人に伝わる順番で話す力。
初見問題に対応する力。

これらは、テストや入試でも大切になる力です。

特に、ただ暗記するだけでは対応できない問題では、考え方を整理する力が必要です。

逆授業では、日々の学習の中でその力を鍛えます。

答えが合っているかだけでなく、なぜそうなるのかを説明できるか。

ここまで確認することで、学習の質は大きく変わります。

まとめ

逆授業は、生徒が自分の言葉で説明する時間です。

ただし、上手に発表するための時間ではありません。
理解できているところと、まだあいまいなところを見つけるための時間です。

説明できないところは、失敗ではありません。
そこが、次に戻るべき場所です。

キリンジ学習塾では、学習会議でやることを整理し、
特訓で実際に手を動かし、
逆授業で説明できるかを確認します。

「授業を聞いたときは分かるのに、自分では解けない」
「答えは合うけれど、理由を説明できない」
「記述問題や初見問題になると手が止まる」
「本当に理解できているのか不安」

そう感じている方は、まずは無料体験で、キリンジ学習塾の逆授業を体験してください。

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