社会は一問一答だけやればいい?

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結論、当然ダメです(笑)。

ただし、一問一答がダメという話ではありません。むしろ、社会が苦手な生徒ほど、最初は一問一答にかなりの時間をかけてもよいと考えています。

一問一答で何を身につけ、その先にどのような勉強をすればよいのかを整理していきます。

目次

一問一答は、社会の基礎を固める大切な勉強

社会は、覚えなければならない知識が非常に多い教科です。

歴史上の人物や出来事、地理の用語や地名、公民の制度や仕組みなど、知らなければ問題を解くことが難しいものがたくさんあります。

こうした基礎知識を身につけるために、一問一答はとても役立ちます。問題を見て答えを思い出す練習を繰り返すことで、覚えていることと、まだ覚えていないことを確認できます。

特に社会が苦手な生徒は、知らない用語が多すぎて、参考書の説明を読んでも十分に理解できないことがあります。

そのような状態なら、最初は一問一答を中心に勉強を進めても構いません。基本的な用語を覚えることで、参考書に書かれている説明も少しずつ理解しやすくなります。

まず必要な知識を覚えることは、社会の勉強の大切な出発点です。

知識を覚えることと理解することの関係については、「理解してから覚える?先に覚えた方が分かることもある」でも詳しく説明しています。

一問一答ができても、解けない問題がある

では、一問一答を完璧にすれば、社会のテストで高得点を取れるのでしょうか。

例えば、歴史の一問一答に次のような問題があったとします。

「江戸幕府が大名に江戸と領地を交互に住まわせた制度は何か?」

答えは「参勤交代」です。

この問題に正解できれば、参勤交代という用語を覚えていることは確認できます。

では、参勤交代にかかった費用を示す資料を読み取り、藩の財政にどのような影響があったかを説明する問題ならどうでしょうか。

こちらは、単に「参勤交代」という言葉を覚えているだけでは答えられません。制度の内容を理解し、資料から読み取れることと結びつけて考える必要があります。

実際のテストや入試では、地図・グラフ・年表などの資料を読み取る問題や、複数の選択肢から正しい説明を選ぶ問題なども出題されます。

こうした問題では、覚えた知識を使って考えたり、複数の知識を結びつけたりする力が必要です。

一問一答に答えられることと、さまざまな形式の問題を解けることは、同じではありません。

一問一答と問題演習をどう組み合わせる?

一問一答と問題演習にどれくらいの時間を使うべきかは、生徒の知識の習得状況によって変わります。

基礎知識がまだ不足しているなら、一問一答を繰り返して、まず覚えている用語を増やしていく。一方、基本的な用語が身についてきたら、資料の読み取りや正誤判定、記述など、さまざまな形式の問題にも取り組んでいきます。

ただし、一問一答をすべて覚え終わるまで、問題演習を始めてはいけないわけではありません。ある程度知識が身についた単元から問題を解いたり、一問一答と問題演習を並行したりしても構いません。

また、問題演習で間違えたときは、その原因によって復習の仕方を変えます。

用語を知らなかったのであれば、一問一答に戻って覚える。出来事の背景や関係が分かっていなかったのであれば、参考書の説明を読み直す。資料を正しく読み取れなかったのであれば、解説を確認して、もう一度自分で解いてみる。

問題演習は、覚えた知識を使う練習であると同時に、自分に足りないものを見つける機会でもあります。

一問一答に十分な時間を使うべき生徒もいれば、問題演習に多くの時間を使った方がよい生徒もいます。

大切なのは、今の自分に必要な勉強を進めること。そして、一問一答で覚えた知識を、実際の問題で使えるようにすることです。


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